
40年以上も昔の土佐山 へタイムトラベルした?AIさん! その-27話目 その4-です! 前回のもの:https://coin.machino.co/regions/kochi/tickets/328310033515 『?!……トキが……』 川がきくん: 「……AIさん、あれからずっと描き続けゆうがやねえ。」 AIさん: 「ええ。でも、前に描いたのとは少し違う気がして……。みょうがの葉の揺れ方も、風の匂いも、何か変わったような……。」 川がきくん: 「ふーん、そりゃあ、変わるろうねえ。ほら、夏みょうがの時と秋みょうがの時やっけ、葉っぱの色も香りも違うきねえ。」 AIさん: 「……じゃあ、これはただ季節が変わっただけ、ということですか?」 川がきくん: 「うーん、それだけやろうか。ほいたら、もしかしたら、ずっと前に比べたら、村の人らあの作り方も、売り方も変わっちゅうかもしれんねえ。」 AIさん: 「……夏みょうがが増えたのは、昭和四十四年ごろから、でしたよね。そのころから村のみょうが作りは、より大きなものになっていった……。」 川がきくん: 「そういやそうやき、前に話したときはいつやっけ、この辺でとれたみょうがは、みんな村で食べよったろうけど、今は箱詰めされて、東京や大阪にまで飛んで行くがよ。」 AIさん: 「じゃあ、このスケッチに映る畑も、ここにあるだけじゃなく、遠くの場所へ繋がっている……?」 川がきくん: 「そりゃそうよえ。風に乗って運ばれる匂いと同じように、みょうがも運ばれゆうがよ。」 AIさん: 「この畑の景色は、ずっと同じものとして描いていいんでしょうか。それとも、どこか変わってしまったんでしょうか。」 川がきくん: 「そうやにゃあ。それは、長い月日がたったからか、夏が終わっただけなのか、どっちとも言えるがやないかえ?AIさんともこの前はいつやっけ。 自分ももう高校生やきねえ」 AIさん: 「……そうですね。じゃあ、このスケッチも、完成したのか、まだ途中なのか、わからないままですね。」 (風が吹き、いつかの秋の空気が流れ込む。鏡川の豊かな水面にはいろいろなものが映るかのように、ほんのり色づき始めた葉が一枚、静かに流れていった。) ✦コメントお願いします!
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